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■ サブネットの計算方法

サブネット計算で求めるもの

サブネット計算では、以下のものを求めることができます。

■分割して作る事のできるネットワークの数
■分割されてできた、それぞれのネットワークにおける下記の項目
 ・ネットワークアドレス:一番最初のアドレス
 ・ブロードキャストアドレス:一番最後のアドレス
 ・有効ホスト数:上記2つの間にあたる、ホストアドレスの数



サブネット化の全体イメージは、[サブネットについて]でも紹介しています。

サブネット計算の早見表

合計32ビットのIPv4アドレスは、8ビットずつ 4つのオクテットに区切って表現されます。
1つのオクテットである8ビットのうち、何ビットをサブネットマスクとして使うかによって、
割り当てられるホストアドレス数が変動するところが、サブネット計算のとっつきにくいところですが、
サブネットマスクは必ず連続したビット列で表現されるので、8ビット分のパターンを覚えてしまえば、
計算はとても楽に行う事ができるのです。


この表は、サブネットマスクを計算する際に必要な一覧表です。
サブネットマスクの連続したビット数ごとに、8つのパターンがあります。
サブネットマスクの場合はビット数を左から数えるので、[左から数える時に使う表]と覚えておいても良いと思います。


この表は、使用可能なビット数に対する、割り当て可能なアドレス数を計算する際に必要な一覧表です。

割り当てアドレス数を数える場合はビット数を右ら数えるので、[右から数える時に使う表]と覚えておいても良いと思います。
※ただし、この数にはネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの数も含んでいるため、
 純粋にホストに割り当て可能なアドレス数(有効ホスト数)は、この数から2を引いた数です。

これらの表をまとめると、以下のようになります。
早見"表" ではないので、早見"図"という感じですね。


サブネットの計算方法

■例題1:
クラスCのネットワークで、サブネットマスク 255.255.255.240 を使用した場合、
サブネット数、サブネットあたりのホストの数はそれぞれいくつになるか。
A. サブネット16 ホスト16
B. サブネット14 ホスト14
C. サブネット12 ホスト12
D. サブネット8 ホスト32
E. サブネット32 ホスト8
F. サブネット6 ホスト30
G. サブネット30 ホスト6


クラスCのネットワークなので、ネットワークを分割しなければ[255.255.255.0]のサブネットマスクになります。
※アドレスクラスは、[IPv4アドレスの表現方法]参照
第4オクテットのマスク部分が[240]になっているので、この部分がサブネット化された部分です。

上記の早見図のオレンジ部分を見るとサブネットマスクの[240]は、8ビットのうち左から4ビットを使っていて、残った右側4ビットがホストに割り当てられることがわかります。
※サブネット化のイメージは、[サブネットについて]参照

4ビットを使った場合の有効ホストアドレス数は、早見図の青い部分から 16-2 = 14 となります。
サブネットの数も考え方は有効ホストと同様に、16-2 = 14 となるのですが、
現在は[IPサブネットゼロ]の考え方により、サブネット数は16個に分割することができます。

 回答:B (選択肢の中では、これが正解)



■例題2:
190.4.80.80、サブネットマスク 255.255.255.128 と同じサブネット上に存在しないのは、次のどのIPアドレスか
A. 190.4.80.1
B. 190.4.80.50
C. 190.4.80.100
D. 190.4.80.200
E. 190.4.90.1
F. 10.1.1.1


第1から第3オクテット部分のサブネットマスクは 255 なので、すべてネットワーク部分です。
第4オクテット部分が 128 になっているので、この部分がネットワーク部とホスト部に分割されています。

上記の早見図のオレンジ部分を見ると、[128]はネットワーク部が1ビットとなり、
残りのホスト部が7ビットであることがわかります。

ネットワークは2つに分割されており、以下の2つになります。

1つ目
ネットワーク:190.4.80.0/25
有効ホスト:190.4.80.1~190.4.80.126
ブロードキャスト:190.4.80.127

2つ目
ネットワーク:190.4.80.128/25
有効ホスト:190.4.80.129~190.4.80.254
ブロードキャスト:190.4.80.255

この問題では、上記の[1つ目のネットワーク]に含まれないものは何か?と言っているので、
回答は、D,E,Fとなります。

 回答:D,E,F



■例題3:
次のどのサブネットマスクを使えば、クラスBネットワークで、サブネットあたり最大150ホストと、最大164のサブネットを指定できるか
A. 255.0.0.0
B. 255.255.0.0
C. 255.255.255.0
D. 255.255.192.0
E. 255.255.240.0
F. 255.255.252.0
G. 255.255.255.192
H. 255.255.255.240

まず、問題で[クラスB]と言っているので、サブネットマスクは 255.255.x.x となります。
この時点で、A が選択肢から外れます。
※アドレスクラスは、[IPv4アドレスの表現方法]参照

次に、[サブネットあたり最大150ホスト]という条件を考えてみましょう。
上記の早見図の青い部分から、150ホストを収容するには、8ビット必要なことがわかります。

また、[最大164のサブネット]についても、上記の早見図の青い部分から8ビット必要なことがわかります。

BからHまでの選択肢のうち、ネットワーク部、ホスト部のそれぞれに8ビットずつ必要なので、
第3オクテットは全てサブネットマスク、第4オクテットは全てホストアドレス(サブネットマスクなし)ということになるため、B が正解になります。

 回答:B