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プロトコルスタック

プロトコルスタック

前回、OSI参照モデルについて触れました。
各レイヤ内で定義されるプロトコルが、積み重なったものを、プロトコルスタックと言います。
※Stack:積み重ね

コンピュータ同士が通信をする際、複数のレイヤをまたがって通信を行います。
各レイヤは、同じレイヤ同士でやり取りを実施しますが、上下のレイヤと連携しないと通信ができません。

例えばルータがデータ転送をする際、ネットワーク層(レイヤ3)のIPアドレスを使ってデータの転送先を判断します。
しかし、そのデータを物理的に電波や電気信号で送信をするのは物理層(レイヤ1)の役割です。
実際の通信において、データ通信をする際には、レイヤを上がったり下がったりを繰り返しながら、データ転送をします。