イーサネットフレームとは、イーサネットで通信する時に使用する[フレーム]の中の順番やサイズの仕様のことです。
フレームフォーマットは複数ありますが、主に以下の2つが存在します。
■ イーサネットのフレームフォーマット
イーサネットフレーム
DIXイーサネットv2 フォーマット
現在の主流となっているフォーマットです。LAN内を流れるほとんどのフレームが、このフォーマットになっています。
IEEE 802.3 フォーマット
上位層とは通信をせず、データリンク層のみで使用されるフレームの場合、802.3フレームフォーマットが使われているものがあります。
Cisco独自プロトコルであるCDP(Cisco Discovery Protocol)では、このフレームフォーマットを使用します。
Cisco独自プロトコルであるCDP(Cisco Discovery Protocol)では、このフレームフォーマットを使用します。
フィールド | 説明 |
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プリアンブル | 同期をとるタイミングを与えるための信号。同期をとったあとは受信した機器側で削除されてしまうため、 プリアンブルはフレームのサイズとしてはカウントせず、フレームの長さは、最小64バイト、最大1518バイトとなる。 ※SFD(Start Frame Delimiter):フレーム開始部 |
宛先MAC | 宛先のMACアドレス |
送信元MAC | 送信元のMACアドレス |
タイプ/長さ | IEEE仕様ではデータサイズを表すためのもだったが、DIXイーサネットv2 が主流であったため、 現在では以下のように判断するように変更されている 0x0000~0x05DC : 長さフィールド 0x0600 以上 : タイプフィールド |
データ | ユーザが送信するデータが入る部分。 最小46バイト、最大1500バイト |
FCS | Frame Check Sequenceの略で、エラーチェックのために使用される値。 FCSとして送られてきた値と、フレームを受信した機器側で計算した値を比べ、同じ値であれば伝送中にエラーがなかったということが確認できる。 |